2024年ベストアルバム

2024年はなんとブログ更新一回だけでした。
自分でも驚きですが、結構バタバタしておりました。
なんとか生きてます。
音楽はそこそこ聴いておりました。
なので今年も年間ベストアルバムなるものを勝手ながら選んでみたいと思います。
お付き合いいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。

では早速第一位から。




ビヨンセ『Cowboy Carter』

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アルバムリリース日に渋谷のタワーレコードで突然サイン会をやるというニュースには驚かされたが、実際の作品そのものはそれ以上のインパクト。
噂通りのカントリーミュージック色を採り入れた内容であったが、もろカントリーかというとそうでもない。
「これはカントリー・アルバムではありません。これは〝ビヨンセのアルバム”です」と、ビヨンセ自身が公式に表明しているようにビヨンセ印全開の素晴らしい作品である。



ビヨンセが何故カントリー?
とも思ったが、彼女テキサス州の出身。
身近にカントリーミュージックがある世界で生きてきた人なのである。

個人的なベストトラックは、マイリー・サイラスをフィーチャーした「II MOST WANTED」



アルバムジャケットは、アメリカ国旗らしき旗を白い馬に乗ったビヨンセが掲げている姿。
ちょっとブルース・スプリングスティーンを、僕は思い起こした。
彼女はもはやそれぐらいの存在だと思う。

アルバム『カウボーイ・カーター』大傑作だと思います!


2

ビリー・アイリッシュ『Hit Me Hard and Soft』

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2位にしたけど、ビヨンセがなかったら間違いなく1位の傑作アルバム。
デビューした頃はあまりピンと来なかった。
若者にしか分からないんだろうな、くらいの感覚だった。
しかしキャリアを重ねるごとに普遍性を兼ね備えていくビリー・アイリッシュ。
ともに制作している兄フィニアスもまた凄い。



個々の楽曲のクオリティと、その幅広さが多くの人にフレンドリーに接してくるような今作は、おじさんおばさんの音楽ファンの方にも是非お試しいただきたい。
傑作です!



ビヨンセとビリー・アイリッシュそれぞれのアルバムは今年僕が聴いた中で群を抜いていた傑作だと思うので、あまり好みでないという方も是非一度聴いてみて欲しい!!


3

クレイロ『Charm』

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今年一番たくさん聴いたアルバムがこれ!
今作が彼女の3枚目となるフルアルバム。
2019年にリリースされた1stアルバム『Immunity』が話題になり、僕も当時好きでよく聴いていた。
2作目は違うテイストとなり僕にはフィットしなかったが、今作もまた1st2ndどちらともテイストが異なる出来栄えになっている。
これ僕にはハマりました。



前作ではプロデューサーとしてジャック・アントノフが参加していたが、今作ではノラ・ジョーンズのアルバムにも参加していたレオン・ミッチェルズが共同プロデューサーとして参加している。
彼の影響なのか、今作では心地よく温かいグルーヴが沁みてくる全11曲。
抜群の心地よさである。




4

ケンドリック・ラマー『GNX』

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11月23日になって突如リリースされたケンドリック・ラマー最新アルバム。
最近その年の終盤に大物アーティストの新作が突然リリースというパターンが多い気がする。

今年のケンドリックは、「Not Like Us」が大きなヒットとなったが、同曲はこのアルバムには収録されていない。
しかしそれを不満と感じさせない見事な作品。
全体的に、メロウと言うわけでもないが聴きやすいテイストに覆われている。



アルバムタイトルは、ゼネラル・モーターズのビュイックから1987年に発売されていた車の名前。
またアルバムのプロデューサーとしてジャック・アントノフが12曲中11曲で参加している。


5

ジャック・ホワイト『No Name』
 
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約2年ぶりとなるニューアルバムは、ブルースロック・ガレージロックの佇まいが色濃い作品。
聴いた誰もがホワイト・ストライプスを思い浮かべる内容となっている。
ホワイト・ストライプス時代からのファンとしては、とりあえずは気分が盛上がってしまう。
来日公演も決まっているジャック・ホワイト最新作オススメです!



好みのギターロック作品にあまり出会えない昨今なので嬉しい一枚。


6

タイラー・ザ・クリエイター『CHROMAKOPIA』

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約3年ぶりとなるニューアルバム。
スタジオアルバムとしては7枚目となる今作、とてもクオリティの高い見事な内容。
少しでもヒップホップに興味のある方は是非!



歌ってる内容は全く分かっていないのに、胸にグッときてしまった。
結構エモーショナルだと思います。


7

デュア・リパ『Radical Optimism』

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今年も数々のダンサンブルなポップアルバムがチャートを賑わしたが、そんな中で僕が最も好きになったのがこれ。
気持ちの良い肉体生と、楽曲のメロディの良さが、デュア・リパのしなやかさと共に多幸感を与えてくれる一枚。
街を歩きながら聴きたくなることが多い。
なので実際そういう時よく聴きました。



映画『バービー』のサントラに収録の「Dance The Night」も収録されてるとなお良かったのにと思う。
『バービー』サントラ曲については、ビリー・アイリッシュにも同じことを思う。


8

マギー・ロジャース『Don't Forget Me』

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アメリカのシンガーソングライターであるマギー・ロジャース3枚目となるアルバム。
個人的にこういうタイプの女性アーティストが大好きである。
曲調・ヴォーカルどちらにおいても。



彼女については以前このブログにも書いたのでよろしければソチラも是非!



9

チャイルディッシュ・ガンビーノ『Bando Stone and The New World』

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チャイルディッシュ・ガンビーノとしての音楽活動はこれが最後とのこと。
俳優としてはドナルド・グローヴァーとして活躍している彼だが、今後はその名で音楽活動を続けるのか、それとも音楽活動自体をいったん止めるのか、気になるところ。
そんな彼のラストアルバムはドナルド・グローヴァーとして出演する映画のサウンドトラックとのこと。
バラエティに富んだカラフルなアルバム。



ドナルド・グローヴァーとして出演しアマゾン・プライムビデオで今年配信された海外ドラマ『Mr.&Mrs. スミス』凄い面白かった。




10

メアリー・J・ブライジ『Gratitude』

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安定のメアリー・J・ブライジである。
これは褒め言葉。
”クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル”の称号を持つ彼女。
長きにわたってクオリティの高い作品を出し続けている。
素晴らしきことである。



20年以上前にライヴ観たけど、また行ってみたいな。


以上が僕の選ぶ2024年ベストアルバム10枚です。

今年話題のアルバムをいくつも聴いたが、流石にもう現役の若い音楽ファンとは少しズレてきている感がある。
まぁ仕方ない。
好きな音楽を、これからも聴き続けていきたいと思います。
ライヴも全然行けてないので、来年はいくつか行きたいなー

そして勿論来年こそはもう少し更新したいなと思います。

では皆様、よいお年をお迎えください。

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