2022年ベストアルバム
2005年から利用していたブログサービスが終了してしまい、この度Seesaaブログに引っ越してきました。
最近は更新がすっかりご無沙汰となっておりましたが、まだまだ書きたいという意欲はあるので、引き続きこちらで更新していきたいと思います。
何卒、よろしくお願いいたします。
というわけで引っ越し第一発目の記事は、年末恒例の年間ベストアルバムを、今年も勝手ながら選んでいきたいと思います。
全くの独断と偏見ですが、何かの参考にしていただければ幸いです。
では早速今回も一位から。
第1位
ビヨンセ『RENAISSANCE』


ブラックミュージック・シーンのみならず、現代のポップミュージック・シーン全体の中でも女王の座に君臨してるのが彼女だと思う。
今作では、クラブミュージック・テイストのグルーヴが前面に出ている。
だがただ "ノリの良いグルーヴの効いたソウル"、というだけでは終わらせないワンランク上の強力なパワーを感じる。
前作『レモネード』はむっちゃ素晴らしい傑作だったけど、今作も凄い。
ビヨンセは21世紀最高峰のひとりであること間違いないと思っている!
このアルバムについては、以前個別でコチラに書いているのでよろしければ読んでみてください。
第2位
宇多田ヒカル『BADモード』


8枚目となるアルバムだが、個人的には今作が一番好き。
他の作品と比べ英語詩が多いゆえに、彼女の独特な日本語のグルーヴ感が強調されている。
クラブ・ミュージック的なテイストがこれまでより強いのも今作の特徴。
ビート感は心地よいが、メロディとヴォーカルは悲しげである。
そして、それこそが宇多田ヒカルの音楽だと思う。
このアルバムに関しては、以前にもこのブログで書いているので、よろしければコチラも読んでくださいませ。
第3位
THE1975『Being Funny In a Foreign Language』


5枚目となるアルバム。
今作は前作と比べよりポップテイストを強めている。
フロントマンのマシュー・ヒーリーには、久々に洋楽ロックスターならではの佇まいを観た気がした。
2019年のサマソニのステージが最高に良かったので、今年のサマソニ(今回はトリ)ももちろん観に行った。
実か結構なライヴバンドである彼ら。
来年4月の単独公演が、とても楽しみ!
第4位
SZA『SOS』

僕が2017年のベストアルバムに選んだのは、SZAのデビューアルバム『Ctrl』。
これが凄い好きだった。
なので次回作をずっと楽しみに待っていた。
そして今年12月、突如のリリース。
今回もまた素晴らしいアルバムを届けてくれた。
SZAの歌は泣いているんだよなぁ。
洗練されてるけど、しっとりと泣き濡れている感じ。
どこかセンチメンタルになってしまう。
第5位
ケンドリック・ラマー『Mr.Morale & The Big Steppers』


ケンドリック・ラマー5枚目となるオリジナル・アルバム。
ここ数年僕が個人的に最も新作に対し期待できるアーティストが、ビヨンセとこのケンドリック・ラマー。
今作も見事にその期待に応えてくれた、高い満足度の一枚。
エムバペ並みな、他とのレベルの違いを今作でも感じた。
第6位
スプーン『Lusifer On the Sofa』


今やすっかりベテランになった、アメリカのインディバンド。
今作はもう10作目のアルバムである。
昨今は個人的に、胸に響くギターロック作品が少ないと感じているので、これを聴いたときは思わず唸ってしまった。
派手なキャッチーさはなくとも、このようにギター中心でロックグルーヴを聴かせてくれるバンドが大好きだ。
ロッキングオンが選ぶアルバムベスト50に、この作品が入ってないことには驚いた!
第7位
ウエット・レッグ『Wet Leg』


イギリスのワイト島で結成されたヘスター・チャンバース(ヴォーカル/ギター)とリアン・ティーズデイル(ギター/ヴォーカル)によるウェット・レッグのデビューアルバム。
90年代オルタナ的でもあるギターサウンドだが、それよりは開放的な気持ちよさを感じさせる。
ついつい聴きたくなる一枚。
個人的には、アルバム・ジャケットがとても好き。
第8位
テイラー・スウィフト『Midnights』


一昨年突然リリースされたアコースティック調の2作品『folklore』『evermore」はとても素晴らしく、当然今作も楽しみにしていた。
今回はコロナ過以前のエレクトロも用いたテイラー的なポップアルバムとなった。
といっても前述の2作の延長線上的なニュアンスがあり、『1989』のような華やかさはない。
いい意味で、安定のポップアルバム。
クオリティ高し!
第9位
Lizzo『Special』


先行シングルだった、グルーヴィーなディスコ・チューン「About Damn Time」は実に最高!
強いメッセージを、ポップ度の高い優れた音楽で伝えようとするのは、もはや当たり前になっている気がします。
特に洋楽の世界では。
このアルバムについては、以前もこのブログに書いているので、よろしければコチラも読んでみたください。
第10位
ステレオフォニックス 『Oochya!』


キャッチーなメロディにオーソドックスなロック・スタイル、そしてなんといっても彼らの一番の魅力だと僕が思っているケリー・ジョーンズのヴォーカルが冴える一枚。
アルバム・タイトルの"OOCHYA!"(ウーチャ! )とはスタジオでメンバーがよく使っていたフレーズで、“よっしゃあ、やろうぜ! "という意味とのこと。
このアルバムについては、コチラにも書いてるのでよろしければ是非。
次点
チャーリー・XCX 『CRASH』


このアルバムについては、個別にコチラにも書いているのでよろしければ是非。
その他、藤井風・ボニーレイット・アークティックモンキーズ・リトルシムズ・リナサワヤマなどのアルバムも気に入ってよく聴いていました。
最近はスタンダードなものに曲を追加したデラックス・ヴァージョンなどがあったり、フィジカルとデジタル配信では曲数が違ったりと、アルバムとしての評価が難しくなっています。
アルバムの意味合いを掴みにくい時代だなと、おじさんは思ってしまいました。
またオリジナルではないですが、今年リリースした作品で最もよく聴いたのはローリング・ストーンズの1977年のライヴ『EL MOCAMBO 1977』。
これ最高でした!
このアルバムについては、以前コチラに個別に採り上げていますので、よろしければ是非。


皆様の2022ベストアルバムは何ですか?
今年は音楽以上にNetflixなど各種配信サービスで、アニメや海外ドラマをよく観たなと思っています。
特にアニメ『SPY×FAMILY』『ゴールデンカムイ』『チェンソーマン』『サマータイムレンダ』『王様ランキング』などはたまらん好きになってしまった。
では皆様、今年はこれが最後の更新となりますが、来年はもう少し頻繁に更新頑張りたいと思います。
今年一年ありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願いいたします。
最近は更新がすっかりご無沙汰となっておりましたが、まだまだ書きたいという意欲はあるので、引き続きこちらで更新していきたいと思います。
何卒、よろしくお願いいたします。
というわけで引っ越し第一発目の記事は、年末恒例の年間ベストアルバムを、今年も勝手ながら選んでいきたいと思います。
全くの独断と偏見ですが、何かの参考にしていただければ幸いです。
では早速今回も一位から。
第1位
ビヨンセ『RENAISSANCE』
ブラックミュージック・シーンのみならず、現代のポップミュージック・シーン全体の中でも女王の座に君臨してるのが彼女だと思う。
今作では、クラブミュージック・テイストのグルーヴが前面に出ている。
だがただ "ノリの良いグルーヴの効いたソウル"、というだけでは終わらせないワンランク上の強力なパワーを感じる。
前作『レモネード』はむっちゃ素晴らしい傑作だったけど、今作も凄い。
ビヨンセは21世紀最高峰のひとりであること間違いないと思っている!
このアルバムについては、以前個別でコチラに書いているのでよろしければ読んでみてください。
第2位
宇多田ヒカル『BADモード』
8枚目となるアルバムだが、個人的には今作が一番好き。
他の作品と比べ英語詩が多いゆえに、彼女の独特な日本語のグルーヴ感が強調されている。
クラブ・ミュージック的なテイストがこれまでより強いのも今作の特徴。
ビート感は心地よいが、メロディとヴォーカルは悲しげである。
そして、それこそが宇多田ヒカルの音楽だと思う。
このアルバムに関しては、以前にもこのブログで書いているので、よろしければコチラも読んでくださいませ。
第3位
THE1975『Being Funny In a Foreign Language』
5枚目となるアルバム。
今作は前作と比べよりポップテイストを強めている。
フロントマンのマシュー・ヒーリーには、久々に洋楽ロックスターならではの佇まいを観た気がした。
2019年のサマソニのステージが最高に良かったので、今年のサマソニ(今回はトリ)ももちろん観に行った。
実か結構なライヴバンドである彼ら。
来年4月の単独公演が、とても楽しみ!
第4位
SZA『SOS』

僕が2017年のベストアルバムに選んだのは、SZAのデビューアルバム『Ctrl』。
これが凄い好きだった。
なので次回作をずっと楽しみに待っていた。
そして今年12月、突如のリリース。
今回もまた素晴らしいアルバムを届けてくれた。
SZAの歌は泣いているんだよなぁ。
洗練されてるけど、しっとりと泣き濡れている感じ。
どこかセンチメンタルになってしまう。
第5位
ケンドリック・ラマー『Mr.Morale & The Big Steppers』
ケンドリック・ラマー5枚目となるオリジナル・アルバム。
ここ数年僕が個人的に最も新作に対し期待できるアーティストが、ビヨンセとこのケンドリック・ラマー。
今作も見事にその期待に応えてくれた、高い満足度の一枚。
エムバペ並みな、他とのレベルの違いを今作でも感じた。
第6位
スプーン『Lusifer On the Sofa』
今やすっかりベテランになった、アメリカのインディバンド。
今作はもう10作目のアルバムである。
昨今は個人的に、胸に響くギターロック作品が少ないと感じているので、これを聴いたときは思わず唸ってしまった。
派手なキャッチーさはなくとも、このようにギター中心でロックグルーヴを聴かせてくれるバンドが大好きだ。
ロッキングオンが選ぶアルバムベスト50に、この作品が入ってないことには驚いた!
第7位
ウエット・レッグ『Wet Leg』
イギリスのワイト島で結成されたヘスター・チャンバース(ヴォーカル/ギター)とリアン・ティーズデイル(ギター/ヴォーカル)によるウェット・レッグのデビューアルバム。
90年代オルタナ的でもあるギターサウンドだが、それよりは開放的な気持ちよさを感じさせる。
ついつい聴きたくなる一枚。
個人的には、アルバム・ジャケットがとても好き。
第8位
テイラー・スウィフト『Midnights』
一昨年突然リリースされたアコースティック調の2作品『folklore』『evermore」はとても素晴らしく、当然今作も楽しみにしていた。
今回はコロナ過以前のエレクトロも用いたテイラー的なポップアルバムとなった。
といっても前述の2作の延長線上的なニュアンスがあり、『1989』のような華やかさはない。
いい意味で、安定のポップアルバム。
クオリティ高し!
第9位
Lizzo『Special』
先行シングルだった、グルーヴィーなディスコ・チューン「About Damn Time」は実に最高!
強いメッセージを、ポップ度の高い優れた音楽で伝えようとするのは、もはや当たり前になっている気がします。
特に洋楽の世界では。
このアルバムについては、以前もこのブログに書いているので、よろしければコチラも読んでみたください。
第10位
ステレオフォニックス 『Oochya!』
キャッチーなメロディにオーソドックスなロック・スタイル、そしてなんといっても彼らの一番の魅力だと僕が思っているケリー・ジョーンズのヴォーカルが冴える一枚。
アルバム・タイトルの"OOCHYA!"(ウーチャ! )とはスタジオでメンバーがよく使っていたフレーズで、“よっしゃあ、やろうぜ! "という意味とのこと。
このアルバムについては、コチラにも書いてるのでよろしければ是非。
次点
チャーリー・XCX 『CRASH』
このアルバムについては、個別にコチラにも書いているのでよろしければ是非。
その他、藤井風・ボニーレイット・アークティックモンキーズ・リトルシムズ・リナサワヤマなどのアルバムも気に入ってよく聴いていました。
最近はスタンダードなものに曲を追加したデラックス・ヴァージョンなどがあったり、フィジカルとデジタル配信では曲数が違ったりと、アルバムとしての評価が難しくなっています。
アルバムの意味合いを掴みにくい時代だなと、おじさんは思ってしまいました。
またオリジナルではないですが、今年リリースした作品で最もよく聴いたのはローリング・ストーンズの1977年のライヴ『EL MOCAMBO 1977』。
これ最高でした!
このアルバムについては、以前コチラに個別に採り上げていますので、よろしければ是非。
皆様の2022ベストアルバムは何ですか?
今年は音楽以上にNetflixなど各種配信サービスで、アニメや海外ドラマをよく観たなと思っています。
特にアニメ『SPY×FAMILY』『ゴールデンカムイ』『チェンソーマン』『サマータイムレンダ』『王様ランキング』などはたまらん好きになってしまった。
では皆様、今年はこれが最後の更新となりますが、来年はもう少し頻繁に更新頑張りたいと思います。
今年一年ありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願いいたします。
この記事へのコメント
仕事中にFM802を流しているので、こんなぼくでも
比較的新しい音楽は耳にしているつもりですが、
ここに挙げられている中の4組は名前も知らないアーティストでした。
でも、名前がチェック出来ていなかっただけで、
聴いたことがあるアーティストもいましたが。
ストーンズの『EL MOCAMBO 1977』は良かったですね。
そろそろ新作が聴きたいところですが、チャーリーが居ないストーンズのスタジオ録音をちゃんと受け止められるかは、ちょっと不安でもあります。
例年通りこちらにまとめました
King Gizzard & The Lizard Wizardが5枚アルバムをリリースしたのは5年ぶり2回目です
あと10年1年に1,2枚出し続けたらオーストラリアのフランク・ザッパをと言ってもてもいいんじゃないかと思います
Joshua BattenやScott Tonerのようなシンガーソングライターを少し意識した年でした
OKehさん
もう僕は数年前からFM802ではなくFM COCOLOの方を聴くようになりました。
年齢的なものかなと。
さてストーンズの新作ですが、何曲かはチャーリーの音源も入ってるらしいので、スティーヴ・ジョーダンとの比較がちょっと怖いなと思っています。
でも新曲聴けるのは楽しみにしています。
ありがとうございます。
のちほどお邪魔して拝見させてもらいます。
僕は今年音楽を聴く時間が例年より少なかったので、多分聴き逃している名盤も多いのかなと思っています。
とにかく時間がない。でも音楽は聴きたいということで
Steve Lacy
Ravyn Lenae
ブルース・スプリングスティーン
ケンドリック・ラマー
The Snuts
ジャック・ホワイト/Fear of The Dawn
ピクシーズ
ビーパ・ドゥービー
ウエット・レッグ
FKAツイッグス
といったところを聴いていました。
SZAはこれから聴きます。
よいお年をお迎えください
ブルース・スプリングスティーンのカヴァーアルバム良かったですね。
ソウルテイストでオリジナル・アルバムを一枚作って欲しいなと思いました。
今年はもう少し更新頻度を高めたいと思っています。
引き続き、今年もよろしくお願いします。