リナ・サワヤマ 『ホールド・ザ・ガール』

この夏行われたサマーソニック2022(僕が行ったのは大阪2日目)で観たリナ・サワヤマのライヴ・パフォーマンスがかなり良かった。
前日の東京でのステージについての高評価がSNS上で多く見られたので、それきっかけで観ることにしたわけだが、みんなの高評価が納得のライヴだった。



そんな彼女のセカンド・アルバム『ホールド・ザ・ガール』が先日リリースされた。
これが期待以上の出来映えで、すっかり聴きまくっている。





リナ・サワヤマ『ホールド・ザ・ガール』12インチ・アナログレコード(amazon)

サマソニのMCでは日本における、同性婚支持とLGBTQ差別禁止法制定の必要性を訴えていた(それらがないのはG7では日本だけ)。
自身がバイセクシュアルである彼女のメッセージはとても強いものであり、それが音楽表現の力強さの要因にもなっているだろう。
だから、ジャンル分けするなら”ポップ”にカテゴライズされるであろう彼女の音楽は、あまりに力強い。
心地良さより力強さが前面に出た”ポップ”だ。
しかし十分にポップな”ポップ”である。
伸びやかに解放された歌が、ポップを際立たせている。



このアルバムは、日本でもイギリスでも高い評価と人気を得るだろう。
何故なら時代は、今作のような力強いポップを求めているはずだから。

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