ディープ・パープル 『マシン・ヘッド』

ディープ・パープルの歴史的名盤ともいえる『マシン・ヘッド』がリリースされたのは1972年。
つまり今年はリリース50周年となる。
このアルバムには、「ハイウェイ・スター」と「スモーク・オン・ザ・ウォーター」という、少なくとも僕と世代の近いロック・ファンなら誰もが知っている有名曲が収録されている。
「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のリフはこれまで何百回弾いたことか、という人も多いだろう。
僕もその一人だ。



僕が高校生だった頃は空前のハードロック/ヘヴィメタル・ブームで、多くのロックファンはアルバム『マシン・ヘッド』やその後の来日公演を収めた『ライヴ・イン・ジャパン』を好んで聴いていた。
そんなディープ・パープルを象徴するのがギタリストのリッチー・ブラックモア。
しかし当初の音楽的リーダーは彼ではなく、よりクラシカル要素の強いキーボードのジョン・ロードだった。
だがリッチーの主張に折れる形でハードロック色を強めた1970年リリースのアルバム『ディープ・パープル・イン・ロック』が高評価を得たことから主導権が彼へと移る。
それが『マシン・ヘッド』以降の大成功へと繋がった。




ディープ・パープル『マシン・ヘッド』(amazon)

今はもう、ジョン・ロードもリッチー・ブラックモアもいないディープ・パープルだがイアン・ギラン(Vo)、イアン・ペイス(Dr)、ロジャー・グローヴァー(Ba)という『マシン・ヘッド』時代のメンバーは在籍しており、当時の楽曲をプレイしている。
ギターはスティーヴ・モーズ、キーボードにはドン・エイリー。
両者とも実力者ではあるが、個人的には特にリッチー・ブラックモアのいないディープ・パープルにはあまり熱くなれない。
特別な感じがあるのだ、やはりリッチー・ブラックモアという人には。
なのでディープ・パープル脱退後のレインボーも、リアルタイムだということもあり当時よく聴いていた。
クラシカルな要素のあるギターはそれほど好みでないのだが、ロックのダイナミズムを感じさせるとこからは離れていないギターは魅力的だった。




すっかりロックな感じが薄くなっていたが、最近また昔のナンバーもプレイしているリッチー。
ギターのストラップ位置が高いんだが、弾きやすいからか?
ギターが腹に乗ってる。。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック