藤井風 「旅路」

藤井風の2ndアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』が3月23日にリリースされる。
「へでもねーよ」
「青春病」
「旅路」
「きらり」
「燃えよ」
などすでに発表された5曲プラス6曲の未発表曲による全11曲が収録される。
また1stの時と同じように、今作でも初回限定でカバー曲を集めたディスクが付いた2枚組仕様が用意されている。

というわけで発売が近づいてきたニューアルバムだが、今日はその中から「旅路」という曲について。



とても好きなこの曲の中に、

僕らはまだ先の長い旅の中で
誰かを愛したり　忘れたり
色々あるけど

というフレーズが出てくる。

50代も半ばの僕はここの部分を聴いて、もう先は長くないんだよな～
と自分について思った。
誰かを愛したり　忘れたり　色々あったよな確かに、
まだこれからもあるのかな～、などとも。

ただそれ以外の部分に関しては、24歳の藤井風の歌う内容と同じような気持ちを僕も持っている。

僕たちはいつになれど少年です
心の奥底ではいつも
永遠を求めています

30歳以上離れた人の歌を快く愛せる自分は悪くないなと、勝手に自画自賛して今日のそして明日の糧にしている。
そうやってエネルギー補給しないと旅路の先には向かえない。
たとえ、それほど先の長い道のりではないとしても。

いやでも待てよ、
24歳の人によるこの歌に共感してしまうということは、僕があまりに成長せずここまで生きてきたということになるのでは？
これまでの時間の多くは無駄遣いだったということ？？
それじゃちょっと自分が情けなくなってしまうな。
若い人の歌に共感するのは、自分の人間としての成熟度が低いということの証明なのか？？？？

まぁいいや。
音楽を聴いて楽しめるのなら、それはそれで良しだ。
そう考えよう！


藤井風『LOVE ALL SERVE ALL』 (初回盤2枚組)　amazon


21世紀になってデビューした日本人アーティストで、最も好きになったのが藤井風。
アルバム、とても楽しみです！！