2021年ベストアルバム

2021年もコロナに覆われた日本。
いや世界中だな。
そんな中、塞ぎがちな僕に希望の光を感じさせてくれたのは、大谷翔平の活躍だった。
スポーツ選手の活躍に勇気づけられることって、やっぱりあるんだなと感じた。

大谷翔平.jpg

それでもまだ、僕らはコロナ過という不穏な渦の中にいる。
2022年は開放されたい。
でも、仮にうまく終息しても、そのうちまた違う何かが驚異として降りかかってくるんだと思う。
自然災害など容易に想像できる。
嫌だな。

と、ついそんなことを考えてしまう年の瀬ですが、今年も勝手に年間ベストアルバムなるものを発表していきたいと思います。
よろしければお付き合いください。

では今年も早速第一位から発表していきたいと思います。


1

リトル・シムズ『Sometimes I Might Be Introvert』


リトル・シムズ『Sometimes I Might Be Introvert』(amazon)

ロンドン出身のラッパーである、リトル・シムズの存在を知ったのは最近だった。
年々新しいアーティストに疎くなってきている。。
前作も大変評判が良かったらしい。
なんでこれまで引っ掛かってこなかったのか、アンテナの感度が鈍ってきてるな間違いなく。
なのであまり今作や彼女に関する情報を持っていないのだが、これムッチャ良い。



変幻自在に多ジャンルにわたるサウンドを重なり合わせて迫るビートにフック、しかし洗練された絡み具合はとてもスムース。
そこに乗る彼女のラップは、柔らかだがアグレッシヴで力強い。
聴きまくってます。



今年最終盤になって出逢ったこの一枚が、僕の2021年のNo.1アルバム!
やられた!!


2

タイラー・ザ・クリエイター『Call Me If You Get Lost』


タイラー・ザ・クリエイター『Call Me If You Get Lost』(amazon)

前作では、山下達郎の「FRAGILE」を引用したことも話題になったタイラー・ザ・クリエイター。
今やヒップ・ホップ・シーンのトップランナー中のトップランナーのひとり。



前作ではやや希薄であったラップ色が、今作ではしっかりと顔を見せている。
とにかく完成度高過ぎの一枚!


3

ビリー・アイリッシュ『Happier Than Ever』


ビリー・アイリッシュ『Happier Than Ever』(amazon)

言わずと知れたビリー・アイリッシュ。
しかし世界中の若者の熱狂には、まったく同調できなかった、前作発表当時。
「バッド・ガイ」は流石に良いと思ってたけど。
オッサンには相容れない世界なのかなと、諦めていた。
でも今作は、大好きだ。
素晴らしく良い。



前作よりメロディが響く。
サウンド・プロダクションは、今作でも派手なフックのない抑えたものとなっているけど、ヴォーカルが活きている。
僕はそこに、とても魅かれた。


4

クレオ・ソル『Mother』


Cleo Sol『Mother』(amazon)

リトル・シムズの「Woman」にヴォーカリストとして参加しているクレオ・ソルのアルバム。
SAULT(スー)のヴォーカリストとしても活躍している、ウェスト・ロンドン出身のシンガー。
プロデュースは、同じくスーのメンバーであるインフロー。
彼はシムズのアルバムプロデュースも手掛けている。



派手さのない、オーガニックなサウンドに乗る、柔らかだが芯のある彼女のヴォーカル。
染みる一枚です。


5

東京事変『音楽』


東京事変『音楽』(amazon)

椎名林檎は音楽家としての基礎体力と教養(音楽理論に長けているという意味ではない)が、非常に高いと思っている。
そんな彼女をサポートする東京事変の他のメンバーもとても高い音楽的能力を持っている。
そこから繰り出されるバンド・アンサンブルが強力すぎる。
今度はずっと続けて欲しいな。



椎名林檎のソロ作とは違う、そしてソロ作にけして負けない素晴らしい作品。
東京事変のライヴには一度も行ったことがないので、生のステージ観てみたいな。
来年とかチャンスあるといいな。


6

ドライ・クリーニング『New Long Leg』


ドライ・クリーニング『New Long Leg』(amazon)

イギリスはサウス・ロンドンの音楽シーンから現れたロックバンド。
今年のベストアルバムの中では、東京事変と彼らだけがロックバンド。
現代のロックに僕が付いて行ってないのか、単に知らないだけか分からないけど。



ソニック・ユースっぽさを言われているようだが、僕は初めて聴いた時ヴェルベット・アンダーグラウンドを少しイメージした。
サイケな感じも好き。
アメリカでも話題になっているようです。


7

アーロ・パークス『Collapsed in Sunbeams』


アーロ・パークス『Collapsed in Sunbeams』(amazon)


ロンドン出身のシンガー・ソングライターであるアーロ・パークスのデビュー・アルバム。
今年最も心地よくリラックスさせてくれた一枚。
大した局面に接してるわけでもないけど、妙に緊張して疲れる日々。
何故だろう?
そんな時、このアルバムにはとても助けてもらった。



困ったことに助けは今も必要だ。
いや、マジ困った。。


8

アリシア・キーズ『Keys』

alicia.jpg

8枚目となるアルバム『キーズ』は、前半を<オリジナルズ>・後半を<アンロックド>というブロックに分けて、同じ曲でも違うアレンジで表現されている。
その違いについてアリシアは、「<オリジナルズver.>は”帰郷”だと考えてます。自分がどこから来たのかを覚えていなければ、どこへ行くのかを真に理解することはできない。一方で<アンロックドver.>では自分のルーツを理解した上で”磁気治療をうけたような、より充実した体験”をコンセプトに制作を進めたの。」と話している。



今のところ配信のみで、フィジカルのリリースはなし。
彼女のヴォーカルはいつ聴いても良いな~


9

ジャスティン・ビーバー『Justice』


ジャスティン・ビーバー『Justice』(amazon)


ジャスティン・ビーバー自身についてはあまり興味がないのでよく知らないのだが、最近のアルバムはどれもとても良い。
ポップでハイクオリティ!
ついつい聴いてしまう。



彼の立ち位置は今でもアイドルなんかな?
それともアーティスト的なポジションで認識されているのか?
とにかく良いですこのアルバム。
彼に対するイメージがあまり良くない人にも、ぜひ聴いてもらいたい一枚。


10

カニエ・ウェスト『Donda』

donda.jpg

彼の母親の名をアルバムタイトルに持ってきたニューアルバム『ドンダ』。
相変わらずカニエの破壊力は凄い。



トゥーマッチ感は多少あるので、個人的にはもっとポップな感じがあれば最高だったのになとは思うが、それでもクオリティが他とは違う。
天才的な一枚。
配信のみでフィジカルでのリリースはないみたい。


以上が2021年の僕のベストアルバム10枚です。
皆さんの2021年のベストアルバムは何ですか?


ちなみに今年最もよく聴いたアルバムは、オアシスの『ネブワース1996』。
これは最高でした。
エネルギー補給するのに最適!


オアシス『ネブワース1996 <2CD+映画のみB>)』(amazon)

この頃のオアシスは凄い。
リアムのヴォーカル最強!




今日は12月31日大晦日。
2021年ももうすぐ終了。
今年は更新が滞ることもありました。
2022年はもう少し更新頻度を増やしたいと思っています。
来年も何卒宜しくお願い致します。
今年一年ありがとうございました!!

この記事へのコメント

2021年12月31日 19:43
今年の私のベストは

シルクソニック/アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック
アデル/30
ダイナソーJr./SWEEP IT INTO SPACE
ゴート・ガール/On All Fours
タイラー・ザ・クリエイター/CALL ME IF YOU GET LOST
リトル・シムズ/Sometimes I Might Be Introvert
リル・ナズ・X/モンテロ
セレステ/ノット・ユア・ミューズ
ジャングル/LOVING IN STEREO
プリンス/ウェルカム・2・アメリカ

EP
ビーバドゥービー/Our Extended Play

こんな感じです。

ニールヤングとカニエは、まだ聞き込んでいないので外しました。

来年はブロック・パーティーとビーバドゥービーのアルバムが楽しみです。

よいお年をお迎えください。
2022年01月01日 22:22
ジャムさん

シルクソニックとゴートガールはベストテン候補でした。
ビーバ・ドゥービーのEP良かったですよね。
他にもいくつかEPで気に入ったものありました。
時代の流れ的にはEPかなという気がしています。

今年もよろしくお願いします!
ジャム
2022年01月02日 15:12
明けましておめでとうございます。

先日、若い人と話していたら、曲単位で聴いているみたいで、ひどい人になると、誰が歌っているのかわからないけど、曲は知っていてカラオケでは歌うという人までいて、ちょっとショックを受けたんですけど、ヒップホップアーティストがCDを発売しないのが判るような気がしました。
ちゃんと聴いている人も、もちろんいますけど

今年もよろしくお願いします。
2022年01月02日 18:42
ジャムさん

どうも、おめでとうございます。

アルバム単位で聴くというのは、今後希少になって行くのではないでしょうか。
アルバムにしても、せいぜい昔のレコードサイズの収録時間が限界かと。
色んな意味で余裕がないですよね、今の生活は。
なので3分のポップソングの時代がまた来ると思っています。
2022年01月02日 18:49
こちらとしては去年リリースになるとこんな感じです

1.Butterfly 3000/King Gizzard & The Lizard Wizard
2.The Quest/Yes
3.L.W./King Gizzard & The Lizard Wizard
4.Fresh and Blood/Jimmy Barnes
5.The Lives of Others/You Am I
6.The Magnetic Ridge/Jack Harlon & The Dead Crows
7.開幕宣言/Nobelbright
8.Taste The Monochrome/Geinging Eyes
9.Husk/Hope Drone
10.SEASON/LEEVELLES
11.苦楽/人間椅子

King Gizzard & The Lizard Wizardを見つけられてよかったです
2022年01月05日 17:48
akakadさん

King Gizzard & The Lizard Wizard聴きました。
もっと知られたら日本で人気出そうな気がします。
2022年01月12日 21:26
昨年は何といっても大谷翔平!ビッグフライオータニさんからリアル二刀流の大ブレイク、そして栄光のMVP獲得と日本人が米メジャーでこんな大活躍ができるのか!と大活躍に心躍り驚愕した年でしたね。 東京五輪のメダルラッシュの興奮も含めてスポーツが勇気を与えてくれることを実感しました。今年は今年以上の業績を残してベーブルースの記録を乗り越えてくれることでしょう!
2022年01月19日 03:28
ローリングウエストさん

大谷翔平の今年活躍、ほんと楽しみですよね。
近い将来アメリカに彼の活躍を観に行きたいなと思っています!

この記事へのトラックバック