ローリング・ストーンズ ミック・テイラー期ベスト10!
ローリング・ストーンズ大好きの僕は、普段から色んなストーンズの曲・アルバムを聴くが、頻度として多いのはミック・テイラー在籍時のもの。
時期的にもこの頃のストーンズは、ミック・ジャガーとキース・リチャーズのクリエイティヴがノリに載ってる時期だったし、やはりミック・テイラーのギターはブライアンやロニーとは一味違う魅力がある。
というわけで、今日はそんなミック・テイラー在籍時の作品の中から、勝手ながら僕個人が選ぶベストテンを紹介したいと思う。
ファンの方の数だけ色んなセレクションがあると思うけど、僕なら、それも今日の僕ならという視点で選ぶことに。
よろしければ、お付き合いの程よろしくお願いいたします。

ミック・テイラーがレコーディングに参加したのはアルバム『レット・イット・ブリード』収録の「カントリー・ホンク」と「リヴ・ウィズ・ミー」からと言われており、アルバム全体としてはライヴ・アルバム『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト』から~『イッツ・オンリー・ロックンロール』までとなっている。
なのでこの間の時期の作品化されたものからセレクトしました。
では早速いきなりもう第一位から!
第 1 位
「ミッドナイト・ランブラー」(レディース&ジェントルメン)
1972年の全米ツアーからの「ミッドナイト・ランブラー」。
これはもう最高のブルース・ロック。
キースもこの曲については
「ブルースをオペラにするなんて他のヤツらにはできない」
と言う。
オリジナルは、ミック・テイラー加入前の『レット・イット・ブリード』収録だが、ライヴで聴けるブルージーなリード・ギターとキースのリズム・ギターの絡みが最高なので、この曲と言うよりこのトラックを第1位に選びました。
ミック・ジャガーのハープとヴォーカルの猥雑さもたまらなくセクシー。


『レディス&ジェントルメン』(DVD) amazon
以前は1973年秋に行われたヨーロッパツアーのヴァージョンの方が好きだったんだが、歳をとったせいか少し73年と比べテンポが遅く隙間のある72年の方が最近は好みである。
とはいえ、スピード感と、切迫感さえも伝わってくるほどの濃密なバンド・グルーヴの73年が圧巻であることは変わらない。
第 2 位
「ダイスをころがせ」(メインストリートのならず者)
アルバム『メインストリートのならず者』からのシングル曲。
アメリカ南部テイストがいい具合のとても気持ちよい曲。
ゴスペル的なコーラスも良い。
この曲ではミック・テイラーがギターではなくベースを弾いているとウィキペディアに書いていたが、スライドギターの音も聴こえているのでギターも弾いてるように思う。
ムチャクチャ大好きな曲。


『メインストリートのならず者』(CD) amazon
第 3 位
「カジノ・ブギー」(メインストリートのならず者)
この曲もアルバム『メインストリートのならず者』からの曲。
あまり有名でない曲だが、僕はこのグルーヴが「ミッドナイト・ランブラー」と並ぶストーンズ・グルーヴの神髄だと思っている。
こんな気持ちよいグルーヴは、ストーンズじゃなきゃ出せない。
キースのハモリもたまらん好き。
昔はこんなに高い声が出ていたキース。
ミック・テイラーの関与はあまり感じられないが、この時期の曲としては外せませんでした。
第 4 位
「キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング」(スティッキー・フィンガーズ)
アルバム『スティッキー・フィンガーズ』収録曲。
かっこいキースのリフが引っ張る前半。
後半のミック・テイラーのギターと、ボビー・キーズのサックスとのスリリングな絡みがたまらん。


『スティッキー・フィンガーズ』(CD) amazon
第 5 位
「ブラウン・シュガー」 (レディース&ジェントルメン)
アルバム『スティッキー・フィンガーズ』のオープニングを飾る大人気曲。
『レディス&ジェントルメン』からのライヴ版を選んだのは、キースのリフが半拍食って始まるから。
僕はこっちの方が断然好き。
また、ミック・テイラーの流れるようなリードギターも活き活きしている。
意外にもこの曲の作曲者はミック・ジャガー。
第 6 位
「デッド・フラワーズ」 (レディース&ジェントルメン)
これもアルバム『スティッキー・フィンガーズ』収録曲だが、これまた『レディス&ジェントルメン』からのライヴ・ヴァージョンを。
ミック・ジャガーとキースがワンマイクで歌うカッコよさと、ミック・テイラーのメロディアスに流れるギターが最高な一曲。
第 7 位
「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」 (イッツ・オンリー・ロックンロール)
ミック・テイラー在籍最後のアルバム『イッツ・オンリー・ロックンロール』収録のバラード。
メランコリックな歌メロに拍車をかけるような、ミック・テイラーのメロディアスなギター・ソロが感情に訴えかけてくる。
ミック・テイラーも曲作りに大きく貢献したと言われるが、クレジットに彼の名前はない。


『イッツ・オンリー・ロックンロール』(CD) amazon
第 8 位
「ウィンター」 (山羊の頭のスープ)
アルバム『山羊の頭のスープ』収録曲。
雪深い冬の暖炉の暖かい炎の情景が浮かぶような、メランコリックでドラマティックな曲。
ミック・テイラーのギターがたまらん胸にくる。


『山羊の頭のスープ』(2CDデラックス) amazon
第 9 位
「ダンシング・ウィズ・ミスターD」 (山羊の頭のスープ)
アルバム『山羊の頭のスープ』のオープニング曲。
前作までのアメリカ南部的なサウンドとは打って変わった、混沌としたアルバムを象徴するような曲。
アルバムジャケットのヴードゥーな感じと一致する怪しげなグルーヴが快感である。
第 10 位
「トップス」 (刺青の男)
この曲は1981年に発売されたアルバム『刺青の男』に収録された曲だが、ベースとなっている音源はアルバム『山羊の頭のスープ』にレコーディングされたもの。
なのでミック・テイラーの味のあるメロディアスなギターもしっかりと聴ける。
というわけで、これもランクインさせました。
アルバム『刺青の男』を聴いて、ストーンズの虜になってしまった僕には、とても大切な曲のひとつ。


『刺青の男』(CD) amazon
次点
「ヴェンティレイター・ブルース」 (メインストリートのならず者)
ミック・テイラーがストーンズ時代、唯一作曲クレジットにその名を連ねている曲。
アルバム『メインストリートのならず者』収録。
以上が僕が今思う、ミック・テイラー在籍時の楽曲ベストテン(+次点)。
この時代は、ストーンズ全盛期ということもあり名曲ぞろいだが、今回はミック・テイラーにやや重きをおいてセレクトしてみた。
そこを外すとまた違うセレクトになるかなとは思います。
ミック・テイラーがもう少しストーンズに在籍していたらどうなっていたかなという思いはずっとある。
ただ間違いないのは、ロン・ウッドはいなければ今はもうローリング・ストーンズは存在していないだろう、ということ。
よってロニーについてネガティヴな気持ちは全くない。
81年の全米ツアーの、どっちが弾いてるか分からないほどのキースとのコンビネーションが素晴らしいものがあった。
なので、今度はロニー期のベストテンもやりたいなと考えています。
その時はまた、お付き合いしていただければと思います。


『Mick Taylor』(CD) amazon
ミック・テイラー最初のソロアルバム。
広い意味で大人のロックと言えるような作品。
ヴォーカルが意外に良かった。
ストーンズ時代とは違う味わいですが、好きなアルバム!
時期的にもこの頃のストーンズは、ミック・ジャガーとキース・リチャーズのクリエイティヴがノリに載ってる時期だったし、やはりミック・テイラーのギターはブライアンやロニーとは一味違う魅力がある。
というわけで、今日はそんなミック・テイラー在籍時の作品の中から、勝手ながら僕個人が選ぶベストテンを紹介したいと思う。
ファンの方の数だけ色んなセレクションがあると思うけど、僕なら、それも今日の僕ならという視点で選ぶことに。
よろしければ、お付き合いの程よろしくお願いいたします。

ミック・テイラーがレコーディングに参加したのはアルバム『レット・イット・ブリード』収録の「カントリー・ホンク」と「リヴ・ウィズ・ミー」からと言われており、アルバム全体としてはライヴ・アルバム『ゲット・ヤー・ヤー・ヤズ・アウト』から~『イッツ・オンリー・ロックンロール』までとなっている。
なのでこの間の時期の作品化されたものからセレクトしました。
では早速いきなりもう第一位から!
第 1 位
「ミッドナイト・ランブラー」(レディース&ジェントルメン)
1972年の全米ツアーからの「ミッドナイト・ランブラー」。
これはもう最高のブルース・ロック。
キースもこの曲については
「ブルースをオペラにするなんて他のヤツらにはできない」
と言う。
オリジナルは、ミック・テイラー加入前の『レット・イット・ブリード』収録だが、ライヴで聴けるブルージーなリード・ギターとキースのリズム・ギターの絡みが最高なので、この曲と言うよりこのトラックを第1位に選びました。
ミック・ジャガーのハープとヴォーカルの猥雑さもたまらなくセクシー。
『レディス&ジェントルメン』(DVD) amazon
以前は1973年秋に行われたヨーロッパツアーのヴァージョンの方が好きだったんだが、歳をとったせいか少し73年と比べテンポが遅く隙間のある72年の方が最近は好みである。
とはいえ、スピード感と、切迫感さえも伝わってくるほどの濃密なバンド・グルーヴの73年が圧巻であることは変わらない。
第 2 位
「ダイスをころがせ」(メインストリートのならず者)
アルバム『メインストリートのならず者』からのシングル曲。
アメリカ南部テイストがいい具合のとても気持ちよい曲。
ゴスペル的なコーラスも良い。
この曲ではミック・テイラーがギターではなくベースを弾いているとウィキペディアに書いていたが、スライドギターの音も聴こえているのでギターも弾いてるように思う。
ムチャクチャ大好きな曲。
『メインストリートのならず者』(CD) amazon
第 3 位
「カジノ・ブギー」(メインストリートのならず者)
この曲もアルバム『メインストリートのならず者』からの曲。
あまり有名でない曲だが、僕はこのグルーヴが「ミッドナイト・ランブラー」と並ぶストーンズ・グルーヴの神髄だと思っている。
こんな気持ちよいグルーヴは、ストーンズじゃなきゃ出せない。
キースのハモリもたまらん好き。
昔はこんなに高い声が出ていたキース。
ミック・テイラーの関与はあまり感じられないが、この時期の曲としては外せませんでした。
第 4 位
「キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング」(スティッキー・フィンガーズ)
アルバム『スティッキー・フィンガーズ』収録曲。
かっこいキースのリフが引っ張る前半。
後半のミック・テイラーのギターと、ボビー・キーズのサックスとのスリリングな絡みがたまらん。
『スティッキー・フィンガーズ』(CD) amazon
第 5 位
「ブラウン・シュガー」 (レディース&ジェントルメン)
アルバム『スティッキー・フィンガーズ』のオープニングを飾る大人気曲。
『レディス&ジェントルメン』からのライヴ版を選んだのは、キースのリフが半拍食って始まるから。
僕はこっちの方が断然好き。
また、ミック・テイラーの流れるようなリードギターも活き活きしている。
意外にもこの曲の作曲者はミック・ジャガー。
第 6 位
「デッド・フラワーズ」 (レディース&ジェントルメン)
これもアルバム『スティッキー・フィンガーズ』収録曲だが、これまた『レディス&ジェントルメン』からのライヴ・ヴァージョンを。
ミック・ジャガーとキースがワンマイクで歌うカッコよさと、ミック・テイラーのメロディアスに流れるギターが最高な一曲。
第 7 位
「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」 (イッツ・オンリー・ロックンロール)
ミック・テイラー在籍最後のアルバム『イッツ・オンリー・ロックンロール』収録のバラード。
メランコリックな歌メロに拍車をかけるような、ミック・テイラーのメロディアスなギター・ソロが感情に訴えかけてくる。
ミック・テイラーも曲作りに大きく貢献したと言われるが、クレジットに彼の名前はない。
『イッツ・オンリー・ロックンロール』(CD) amazon
第 8 位
「ウィンター」 (山羊の頭のスープ)
アルバム『山羊の頭のスープ』収録曲。
雪深い冬の暖炉の暖かい炎の情景が浮かぶような、メランコリックでドラマティックな曲。
ミック・テイラーのギターがたまらん胸にくる。
『山羊の頭のスープ』(2CDデラックス) amazon
第 9 位
「ダンシング・ウィズ・ミスターD」 (山羊の頭のスープ)
アルバム『山羊の頭のスープ』のオープニング曲。
前作までのアメリカ南部的なサウンドとは打って変わった、混沌としたアルバムを象徴するような曲。
アルバムジャケットのヴードゥーな感じと一致する怪しげなグルーヴが快感である。
第 10 位
「トップス」 (刺青の男)
この曲は1981年に発売されたアルバム『刺青の男』に収録された曲だが、ベースとなっている音源はアルバム『山羊の頭のスープ』にレコーディングされたもの。
なのでミック・テイラーの味のあるメロディアスなギターもしっかりと聴ける。
というわけで、これもランクインさせました。
アルバム『刺青の男』を聴いて、ストーンズの虜になってしまった僕には、とても大切な曲のひとつ。
『刺青の男』(CD) amazon
次点
「ヴェンティレイター・ブルース」 (メインストリートのならず者)
ミック・テイラーがストーンズ時代、唯一作曲クレジットにその名を連ねている曲。
アルバム『メインストリートのならず者』収録。
以上が僕が今思う、ミック・テイラー在籍時の楽曲ベストテン(+次点)。
この時代は、ストーンズ全盛期ということもあり名曲ぞろいだが、今回はミック・テイラーにやや重きをおいてセレクトしてみた。
そこを外すとまた違うセレクトになるかなとは思います。
ミック・テイラーがもう少しストーンズに在籍していたらどうなっていたかなという思いはずっとある。
ただ間違いないのは、ロン・ウッドはいなければ今はもうローリング・ストーンズは存在していないだろう、ということ。
よってロニーについてネガティヴな気持ちは全くない。
81年の全米ツアーの、どっちが弾いてるか分からないほどのキースとのコンビネーションが素晴らしいものがあった。
なので、今度はロニー期のベストテンもやりたいなと考えています。
その時はまた、お付き合いしていただければと思います。
『Mick Taylor』(CD) amazon
ミック・テイラー最初のソロアルバム。
広い意味で大人のロックと言えるような作品。
ヴォーカルが意外に良かった。
ストーンズ時代とは違う味わいですが、好きなアルバム!
この記事へのコメント
ミック・テイラー期って地味な印象だけど、そうか「ミッドナイトランブラー 」や「ブラウンシュガー」、「ダイスを転がせ」もそうだったですね。
なんとなくミック・テイラーっぽさNo.1といえば「タイム・ウェイツ~」という気がしてました。
どうも、こんばんは。
「ミッドナイト・ランブラー」スタジオレコーディングはミック・テイラー加入前なんですが、ライヴはミック・テイラーからなんですよね。
正直ロニーだとちょっと物足りなさを感じます。
ですが前回の来日公演では、ミック・テイラーの「ミッドナイト・ランブラー」が聴けて大変満足でした。
「タイム・ウェイツ・フォー・ノーワン」のメロディアスなギターは感涙モノではありますよね。
テイラーは艶やかでテクニカルなんだけど 正反対のキースのスタイルが渋い独自のリズムをキープする感じで更にかっこいい感じしますよね
テイラーが前にいてキースが中心で後ろにチャーリーがいるよな
「STOP BREAKING DOWN」などミック・テイラーのスライド・ギターはこの時期大きな活躍ですね。
ミック・テイラーとキース、そしてチャーリーのコンビネーション無敵だと思います。