ハイム 『Women In Music Pt.III』

度々起こる自然災害。
今後とてつもなく大きな地震の襲来も予想されている。
なので防災など災害対策を担当する大臣はとても重要である。
今後の内閣は、もっとこのポストに力点を置いてほしいと思っているのだが、なんかそういう感じではないよないつの組閣も。
なんで??


ハイムの3年ぶりとなるニューアルバム『ウーマン・イン・ミュージック Part III』が発売された。
ジャケット写真は映画監督ポール・トーマス・アンダーソン(『ブギーナイツ』『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』等)によるもの。
このアルバムからの数々のミュージック・ビデオもポール・トーマス・アンダーソンが監督を務めている。

派手なキャッチーさはないが、とても素敵なポップアルバムだ。

LA出身の三姉妹からなるハイムの魅力として僕が思うところは、レトロ感を感じさせながらも現在ぽさを感じさせてくれるところ。
そしてまた、耳触りの良いポップさを感じさせながら、緊張感のある刺々しさが秘められている感のあるところも。



自分たちの出身地であるロスアンゼルスについて、やわらかなニュアンスでソフトなポップソングとして歌われるその名も「Loa Angels」から、アルバム中もっともキャッチーで力強いポップ・チューン「The Steps」への流れがアルバムへの期待を一気に高める。




クールなグルーヴの「3am」は、プーティーコール(セックスだけど目的にかける誘いの電話)についての曲とのこと。
セクシーでミッドナイトな感じのこの曲から、一転明るいハイムらしいポップチューン「Don't Wamma」への流れはとても気持ちよい。




ボーナストラックとして収録されているフォーク調の「Hallelujah」は美しい。

ルー・リードの曲を下敷きにしたような、これまたボーナストラックの「Summer Girl」がアルバムのラストを締める。

(Summer Girl」について)ダニエル・ハイム:これは2年ほど前に私の彼がガンを患ったことについて書いた曲よ。彼のためにも奮い立って強くなろうと思った。太陽の光みたいな存在でいることは辛かったけど、彼はすごく救われたんじゃないかな。この曲はそういう経験から生まれたの。彼が暗闇にいるときに、夏のような存在でいることについてね。



青く広い空と海にポップな街並みという、明るくキャッチーなイメージをもつLA(一度も言ったことのない勝手な僕のイメージ)からすると少し斜めから切り込んでくるようなポップス。
そんなアルバムだと思う。
極上の一枚!


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すっかり気に入ってしまいました。
名盤だと思います!!

声を大にしてオススメしたい。
皆さま、是非っ!!

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