ミック・ジャガー(ROLLING STONES)

コロナウイルスの影響で予定されてたUSツアーが延期となったローリング・ストーンズ。
もちろんストーンズだけではない。
軒並み世界中でライヴが中止。
STAY HOME!
が世界の合言葉。
なかなかそうもいかない、今の日本の現状ではあるが。

さて、そんなストーンズのミック・ジャガーを全64ページにわたって大特集したロッキングオン5月号。
買ってしまった。

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近年は年間ベストアルバムの時くらいしか買わないのだが、さすがにこのボリュームでのミック特集、買わないわけにはいかない!

ストーンズといえばミック・ジャガーとキース・リチャーズが中心人物として高い人気を誇るが、ここ日本ではどちらかというとキースの方が人気があるようだ。
アウトロー的でありながら人間味あふれるイメージがそうさせるのか。
それに比べミックはクレバーで計算高いイメージがあったりする。
実際はどうだか分らないけど。
だが海外では、ライヴの際キースがヴォーカルを執るコーナーでトイレに行く人がチラホラいるという。
日本では考えられない。
僕もストーンズが好きになった初めの頃はキースのかっこよさに心酔していた。
しかし、ミックかっこいいなと初めて強く思った瞬間があった。
それは、81年の全米ツアーを映画化した『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』で大画面に映しだされるミック・ジャガーを観た時だった。



じゃぁミックの方が好きかと聞かれたら、そういうわけではない。
キースなくしてストーンズは成り立たない。
だがもちろんミックもである。
ミック派? キース派?
という問いかけが実に無意味なものだと思っているということ。
二人揃ってこそのストーンズである。

ストーンズといえばその独特なグルーヴがイチバンの魅力であるが、その要となっているのがキースのギターである。
しかしキースのソロ活動ではストーンズの時ほどのグルーヴは感じられない。
ストーンズ・ナンバーを演奏してもだ。
つまりそれは、起点はキースのギターだと思うのだが、そこにチャーリー・ワッツのドラムと、ミックのヴォーカルが加わって初めてあの唯一無二のグルーヴが生まれるのだと思っている。
だから、ミックとキースどっちが好きかというのは実に愚問なのだ。




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去年ミック・ジャガーが心臓弁の手術を行いツアーが延期されるというニュースを見た時はショックだった。
しかしその数か月後、ツアーが行われミックはステージの上を歌い踊っていた。
どうなってるんだ、ミック・ジャガー!?



冒頭でも書いたように予定だったツアーは、コロナウイルスの影響で延期となってしまい、今後の予定は不明だけれど、きっとストーンズはツアーに戻ってくるだろう。
日本に来てくれた際は是非また観に行こう。
そのためにも早いコロナウイルス問題の収束を信じたい。

それまではとりあえず極力人との接触を避けて(色々難しんだけど)、
ミック・ジャガー特集読みながら、ストーンズ聴いていよう。

IMG_0347 (1).jpg

ソロアルバムも、去年そういえばリイシューされてる。
『She's The Boss』は当時けっこう聴きました。
でも一番良いのは『Wandering Spirit』かなとは思ってる。




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ストーンズがまだ日本に来る前に行われたミック・ジャガーのソロ公演行ったな~
ストーンズとは全然違うグルーヴだったけど、ミックが歌うストーンズナンバーに僕はとてもとても盛り上がってしまった。
しかも大阪公演は、大阪城ホールというアリーナという空間だったのでわりと近い距離で観ることが出来た。
もうあれから30年以上過ぎている、なんか時間って凄いなと思う。

この記事へのコメント

るーさ
2020年04月14日 18:39
るーさ
2020年04月14日 20:34
独特なグルーヴの秘密といえばあとツインギターですな。キースがリズムを離れてソロを弾きまくったり自由なんすよね、そん時はロンがリズムを弾いてたりする。
キースがリズムの主導権をほとんど握ってガンガンといくときもあるし。BEAST OF BURDENなんかはどっちがリードとかリズムとか訳わからなくてすごいグルーヴになってるような気がする。
これにチャーリーのリズムも絡んでだけど
みたいな感じでビルワイマンも分析してたよーな
ミックの話はスペースがないなwストーンズは語りつくせない
2020年04月14日 23:28
るーささん

ビル・ワイマンって不思議な存在ですよね。
ストーンズの需要な個性のひとつですね。
JT
2020年04月26日 17:34
こんばんは、JTです。

>ここ日本ではどちらかというとキースの方が人気があるようだ。

そうですね。ストーンズだけでなく、ボーカリストよりギタリストの方が人気があるように思えます。Zepしかり、Deep Purpleしかり。

>ミック・ジャガーのソロ公演行ったな~
ストーンズとは全然違うグルーヴだったけど、ミックが歌うストーンズナンバーに僕はとてもとても盛り上がってしまった。

私もテレビでソロ公演見ましたが、バックが変わるとストーンズナンバーも違って聞こえました(悪い意味でなく)。ドラムはサイモン・フィリップスでしたっけ、シャキッとしたリズムでこれもありかな、と思いました。

>でも一番良いのは『Wandering Spirit』かなとは思ってる。

自分もこのアルバム好きですね。ビル・ウィザースのカバー「Use Me」とかJBの「Think」とか、よいですね。
2020年04月28日 16:21
JTさん

どうも、こんにちは。

ミックのソロライヴのある意味エネルギッシュな演奏は、曲によってはストーンズとはまた違うとてもエキサイティングなものになってたと思います。
ストーンズのような唯一無二なグルーヴはないけれど、あれはあれで良いし、ストーンズ・ファンでない人にはあっちの方が良いと感じる人が多いようにも思えます。
バンドによるグルーヴの重要さが、とても感じられる比較になったと思ってます。

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