フランク・オーシャン 『Blonde』

寒さが少しずつ身に染みてきました。
身体にも心にも。
寂しいな。。

こんな季節、より染みわたって来てたまらないのがフランク・オーシャンの最新アルバム『ブロンド』。
2012年に発売されたアルバム『チャンネル・オレンジ』が凄く良かったので、とても期待していたニューアルバム。
今年の夏にリリースされたのだが、配信のみだったのでCDが出たらブログで書こうと思っていたけど、CD発売の気配はいまだ無し。
ということでリリースからずいぶん経ったけど今更ながらに紹介を。

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良いんですよこの新作。

パッと聴いたときの印象だと前作の方が良いかも、と思ったのだが、繰り返し聴いていると、今作の奥深さ完成度の高さ、そして美しさに気づき感動すら覚える。
キャッチーな曲は前作の方が多いと思うけど、よりグッとくるのは今作の方。
素晴らしいです、このアルバム!
神々しささえ感じるといえば言い過ぎか!?

それにしても今年は素晴らしいアルバム、例年と比べて多すぎない?
僕個人のプライベートでは良いことがまるでない2016年だけど、ポップ・ミュージック・シーンの2016年はなかなか素敵な1年だったのではないだろうかと思う。

フランク・オーシャンは今年夏2枚のアルバムを立て続けにリリースした。
『Endless』という45分間のビジュアル作品。
そしてこの『Blonde』という作品だ。
(両作品とも配信のみのリリース)
『Endless』はビジュアル・アルバムということで観る時間が、音源のみの『Blonde』と比べ取りにくいので繰り返し観ておらず詳しく言及できないんだけど、完成度でははるかに『Blonde』の方が高いと感じている。
ビヨンセの最新作『レモネード』もビジュアル・アルバムという形態で、映像作品としての『レモネード』を音楽作品『レモネード』とともにしてリリース(CD+DVDというような形態で)したが、もしかして今後こういう形は増えていくのだろうか?

NMEによる全曲レビュー



心のひだに絡んでくるというか、心の柔らかい部分に触れてくるというか、
とにかくそのようなアルバムである。

好きな女性に寄り添いながら浸るように聴きたい、美しすぎる一枚。

格別の美しさを持つ作品です!!

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