プライマル・スクリーム『CHAOSMOSIS』: 名盤！

2016年03月22日

プライマル・スクリーム『CHAOSMOSIS』

だいたい週1回ぐらいのペースで更新を続けているんだが、今回は前回更新の佐野元春の記事から何と中１日。
アップル・ミュージックで新譜が聴き放題（月額￥９８０）なため、次々と書きたいと思える作品と出合ってしまうからだ。
というわけで、これからはもうちょっと頻繁に更新するかも。
なので、よろしければお付き合いのほど、よろしくお願い致します。
とはいえ、以前にもほぼ毎日更新すると宣言したにもかかわらず、数週間しかほぼ日更新も続かなかったので、今回もどうなるか分かりませんが。。

3年ぶりのニューアルバム『カオスモシス』は、言わずと知れた彼らの大人気アルバム『スクリーマデリカ』を思わせる「トリッピン・オン・ユア・ラヴ」で始まる。
キーボードのリフは、なんかハッピー・マンデーズの「ステップ・オン」を思い出してしまう。
サイケでトリップ感あふれるこのナンバーとても心地よいのだが、この手の曲はこれだけ。
基本的にはポップな作品となっているが、明るく弾ける感じではない。
そらそうだな、プライマルだもん。
というか、ボビーだもんな。
バリエーションは色々あるけれど、エレクトロなサウンドが中心のサウンド。
なので基本的にギターロックが好きな僕には、この隙間にギターを入れてくれよ！
と思う瞬間は結構ある。
しかし聴きこむごとにだんだんいい感じになって来る。
そして、その隙間の魅力に気づいてしまうことにもなってしまう（それほど隙間の多いサウンドでもないけど）。
今ではすっかりお気に入りになってしまった。

Chaosmosis
Primal Scream

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今作ではスカイ・フェレイラやハイム姉妹、キャッツ・アイズのレイチェル・ゼフィラなど若い女性ヴォーカリストがゲストで参加。
アルバムに彩りを加えている。
アルバム発売前にシングルとして発表された「ホエア・ザ・ライト・ゲッツ・イン」は、スカイ・フェレイラが参加してるんだが、これがシングルに相応しいとても魅力的なナンバー。

去年のサマソニでスカイ・フェレイラを間近で観たが、ホリが深くて細くて、モデルぽいというか（モデルなんだけど）、なんか普通とは違う感満載だった。

しかし、この曲ライヴで演ったら盛り上がるだろうな。
ライヴ行きたくなってきた。
プライマルのライヴは一度も行ったことないのだ。
話によると、ライヴによって出来がかなり違うとい噂があるのだが、今もそうなんだろうか？

そのだらしなさがどこかスタイリッシュでもある男ボビー・ギレスピー、かっこいい！！
ロック的というより、”ロックに憧れてる”度満載なところが、とても好感がもてる。
この”ロックに憧れてる”的なところが、日本で人気の高い原因の一つではないかと僕は思っている。
日本のロックファンは”ロックに憧れている”という人が多いんじゃないだろうか。
もちろん僕もその一人である。
それに比べ英米のロック・ファンは、もっと普通に楽しいから、好きだから、という理由だけでロックを愛し、ロックをロックとして意識することなく聴いてる人が多いんじゃないかと思う。
別に調べたわけじゃないんで、まったくの独断と偏見なんだが。

昨日酔っぱらいながらこのアルバム聴いてたらムッチャ効いてきた。
フラフラしながら、一人部屋で踊ってしまった。
”ロックに憧れてる”度高し！
な踊り方で。