デヴィッド・ボウイ セレクション for ビギナーズ

デヴィッド・ボウイ死去のニュースを知ったのは11日月曜の午後だった。
3連休の最終日だったその日僕は午前中から、ボウイの69歳の誕生日である1月8日に発売されたばかりの最新作『ブラック・スター』を聴いたいた。
その日ばかりでなく、3連休の間、何度も繰り返しては聴いていた。
それはアルバム『ブラック・スター』がとてつもなく素晴らしいからだ。
感動さえしていた。
そんな矢先のニュースだった。

えっ!?

驚きだった。
あっ気にとられた。

数日にわたり繰り返し聴いていたから、その存在をとても近くに感じていたのかもしれない。
これまで有名なアーティストが亡くなっても、これほどまでにショックだったことはなかった。
僕はデヴィッド・ボウイのファンではあるが、熱烈な大ファンというわけではない。
なのに何故だろうか、と考えていた。
でも理由はそういうことなんだろうと思う。
ある作品を理解する(誤解も含め)ということは、それを表現するアーティストに接近し入っていくということなんだろう。

死後ツイッターのタイムラインはデヴィッド・ボウイだらけになった。
英・米では大きなニュースになっているようだ。
当然だよな。
日本では、これまた当然ながらそうでもない。
僕の職場でも、全く話題になることはない。
若いころに『レッツ・ダンス』や映画『戦場のメリークリスマス』を体験している人だと、それなりに存在感はあるかもしれないが、それ以外の人にとっては名前を聞いてもピンとこないのだろう。
熱心な洋楽ファンにとっては特別な存在でも、それ以外の人にとってはそんなもの。
当然だよな。
それはそれでいいと思うのだが、洋楽・邦楽、ジャンルにかかわらずポップミュージックが好きなのに、デヴィッド・ボウイの音楽をあまり知らないというのは、もったいない。
というわけで、そんな人にもデヴィッド・ボウイの音楽に触れてもらいたいという想いを込めて、僭越ながら『レッツ・ダンス』以前の楽曲からいくつか初心者にオススメのものを紹介させてもらいます。
だって、聴かれなきゃ!、って名曲いっぱいあるんだから。

まずは「ヒーローズ」。
1977年に発売されたアルバム『ヒーローズ』(前作『ロウ』、次作『ロジャー』とともにこの3作品はベルリン三部作と呼ばれている)に収録されている。
僕が個人的にイチバン好きな曲はこれかも。
特にロック・ファンにはオススメ!



ちなみにこのアルバムのジャケット写真は日本の写真家鋤田正義によるもの。

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次は、1975年に発売されたアルバム『ヤング・アメリカン』収録のタイトル曲「ヤング・アメリカン」。
当時プラスティック・ソウルなどと呼ばれた、ソウル色強いナンバー。
またアルバムにはデヴィッド・ボウイ初の全米シングル・チャートNo.1ソング「フェイム」も収録(ジョン・レノン参加曲)。




続いては、ロック史に残る名盤として常に紹介され続けているアルバム1972年発売の『ジギー・スターダスト』収録曲「スターマン」。




同じく『ジギー・スターダスト』から「ジギー・スターダスト」。




お次は、『ジギー・スターダスト』の前作となる、1971年発売のアルバム『ハンキー・ドリー』のオープニングナンバー「チェンジズ」。
つい口ずさみたくなる曲。




次は1976年発売のファンク色の強いアルバム『ステイション・トゥ・ステイション』収録曲「ステイ」。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーはデヴィッド・ボウイのファンらしいが、レッチリとの共通点が感じられるナンバーだと思う。




そして最後に、1980年のアルバム『スケアリー・モンスターズ』収録の「アッシュズ・トゥ・アッシュズ」。
これは僕がデヴィッド・ボウイの曲として認識して聴いた初めての曲。
中学生か高校生の頃だったと思う。
とても大好きな曲です。




いかがでしょうか、キャッチーなものを中心に7曲選んでみました。
けしてベスト7といった趣向ではありません。
入り口の一つとして考えてもらえればと思います。

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デヴィッド・ボウイの死は、今もショックです。
難しい分析(今作もそうだが、分析をしたくなる作品をいつも出すのがデヴィッド・ボウイ)は音楽評論家に任せておいて、僕は気のすむまで彼の音楽に耳を傾けたいと思います。

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この記事へのコメント

るーさ
2016年01月18日 22:41
勿論驚いたけど あまりショックはありませんでした
ボウイの影響力ってすごいけど過去のものだなあという感じが強い
若い子は全く知りませんしね
で最近は今は音楽の時代じゃないなーという感がある
毎日音楽は聴いてますが
音楽が駄目とかいう話じゃなく 時代が違うターンに向かう境目?という感覚があるんですよ なんかね
2016年01月18日 23:12
るーささん

まぁ人それぞれでしょ。
ただ最新作は凄く良い。
それはケンドリック・ラマーと肩を並べるほどに。
ひるのまり
2016年01月19日 20:22
ボウイは聞かない人は聞かない
魅力に取り付かれた者だけが 息長くきくという
アーティストですね♪
Rockが巨大な産業になったヒストリーの 功労者であることには間違いないですね!
2016年01月19日 22:55
ひるのまりさん

思った以上にみんなデヴィッド・ボウイに関心ないんですよね。
レッツダンスの頃は、日本でもかなりの人気だったのに。
それがちょっと寂しい気持ちです。
ジャム
2016年01月20日 08:47
私は『ハンキー・ドリー』の「ユー・プリティ・シングス」を初めて聴いたときに鳥肌立って、いまだにゾクゾクするんですよ。
心理的には、母親、水木しげる、ボウイと3連発でなんだか訳わかんない状態で、ボーっとしています。
2016年01月20日 23:16
ジャムさん

今日になってグレン・フライ死去のニュースも入ってきました。
イーグルスが好きだし、グレン・フライだと「ユー・ビロング・トゥ・ザ・シティ」が凄い好きでした。
どうしちゃったんだろう?、という感じです。
生きてることを幸せに感じながら過ごしたい、なんて思ったりしています。
仮面ライダー
2016年01月21日 23:56
ほんと。
ボウイ亡き今。改めてボウイを聞き直して彼のカメレオンミュージック。
アルバムごとに全く違う表情を魅せてくれるのが魅力ですね。

僕はLIFE on mars、space oddityの世界観も好きです。spidersの三部作、ミックロンソン時代が好きですね。
アラジンセインも鍵盤がいい感じです。
いわゆるfive yearsですね。

★も味が出てきました。
モットザフープルのすべての若き野郎共これまた名曲でした。
2016年01月22日 00:21
仮面ライダーさん

僕が特に好きなのは『ヒーローズ』『スケアリー・モンスターズ』『ステイション・トゥ・ステイション』そして最新作『ブラック・スター』といった感じですかね。
仮面ライダーさんとは、逆にfive years以降の方が好みかも。
でもその時代でも、もちろん好きな曲はあります。
仮面ライダー
2016年01月23日 13:37
今更ながら今だからこそボウイの僕の知らない作品も聴いてみようと思います★
2016年01月23日 23:59
仮面ライダーさん

音楽は生き続けますもんね!
toshi
2016年01月24日 19:34
リアルタイムで聴いたボウイは『レッツダンス』と『アースリング』だけ。でも、暗黒史扱いされているティンマシーンは大好き。というひねくれたボウイファンです。
2016年01月24日 19:36
toshiさん

『アースリング』結構好きで当時よく聴いてました。
カッコよかったですよね!

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